2012年7月21日土曜日

現光寺の十一面観音坐像(解脱上人貞慶展④)

解脱上人貞慶展で写真の印象と大きく違っていたのが、この現光寺十一面観音坐像だ。本像の目はあとから補修されていることから、すばらしい仏像なのに惜しまれる。静かで落ち着いた雰囲気の仏像で、衣も流れるような美しい衣文を表している。頭上の化仏も古く、保存状態が良好だ。この写真は写真家小川光三氏の作品で、写真家が撮るとこうもすばらしい仏像になるのは驚きだ。慶派仏師が古典を学びながら製作した仏像で、同じ近くにある観音寺十一面観音に通じるところがある。現在の展覧会場では、普段見えない背中が中央のケースで展示されているとのこと。ぜひ足をはこんでみてはいかがでしょうか。

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