2011年4月9日土曜日

鎌倉極楽寺の二つの釈迦如来


今日は鎌倉の極楽寺で御開帳があるということで仏像クラブで出かけた。小雨が降るあいにくの天気だったが、お寺につくと御開帳のため受付の準備がされているのでひと安心した。転法輪殿(宝物館)に入ると中央に秘仏の釈迦如来立像、右に釈迦如来坐像と十大弟子像がおかれていた。釈迦如来立像はいわゆる清涼寺式釈迦如来で鎌倉時代の作だという。奈良の国立博物館でみた京都清涼寺の釈迦如来に比べて和風な感じがする仏像だ。右におかれた釈迦如来坐像は鎌倉時代善慶の作と伝える名作だ。お寺の方の説明によると極楽寺の十三重塔の二層目に安置されていたという。印相は説法印で転法輪印とも呼ばれていおり、悟りを開いた釈迦が始めて説法をしたときに、心理を説くことを車輪が回ることにたとえたた姿だ。一方の手は弟子たちにもう一つの手は釈迦自身に向けられている特徴のある印相だ。本堂でも不動明王や文殊菩薩像も今日は間近で拝観できてよかった。会員でお昼にちらし寿司を食べながら極楽寺の仏像について熱く語った。

0 件のコメント:

コメントを投稿