2020年10月4日日曜日

特別展「聖地を訪ねて」⑤(清水寺の十一面観音)

 

音羽山清水寺は京都を代表する観光地で「清水の舞台」で知られる国宝も本堂は今年2月に檜皮屋根の葺き替え工事が今年2月に完了している。ここも西国三十三所のひとつでこの十一面観音が聖地を訪ね2008年にU案内人と春の桜ライトアップで訪ね、多くの参拝客でごった返している中、U案内人の手招きで本尊お前立を見た覚えがある。ここ清水寺は征夷大将軍坂上田村麻呂が平安時代に自邸を寄進したことにより創建されたが、平安初期の十一面観音菩薩が出展されていた。京博のキャラクタートラりんの「虎ブログ」によれば京博が淺湫研究員によると十一面観音は大きな顔の上に11の小さな顔をのせ正確には12面で東西南北に合せ、北東、北西、南東、南西の八方位と上下を合わせて10とのこと。全身をクスかとみられる一木造りで、当初は彩色があり、比較的穏やかな表情や浅い衣文は平安初期の特徴とのこと。私にはどこかユーモラスな顔つきに思えた。他の興味深い展示もあるので早々に次の展示に向かった。

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