金蓮寺の阿弥陀三尊
浜松三河仏像巡りの最後を飾るのは三河七御堂で唯一阿弥陀堂が残る金蓮寺だ。名鉄吉良吉田駅からタクシーで向かうと、高齢のご住職に代わり地元のボランティアの方が阿弥陀堂を案内していただいた。金蓮寺は行基創建と伝えられる古いお寺で、鎌倉幕府最後の御家人安達盛長が三河にこのような阿弥陀堂を作った三河七御堂の一つとのこと。金蓮寺弥陀堂は国宝に指定されている鎌倉時代の阿弥陀堂の白眉だ。ボランティアの方によると高野山の不動堂を手本に作ったとのこと。弥陀堂の外観の説明をじっくり受けてから堂内に上がった。阿弥陀三尊は中央の須弥壇に座しており、仏像が重文指定されていないので、地元の企業と有志によって修復されていた。たまたま修復前の写真を持っていたので、ボランティアの方に見せると二重円光背の外に透かし彫の光背が荘厳されていたが、お寺でしまっているとのこと。随分ゆっくり話てしまったがボランティアの方にお礼を言って猛暑の中名古屋に向かった。
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