2014年12月14日日曜日

神武寺の薬師如来

本日(12月13日)は逗子の神武寺の煤(すす)払いの日だ。普段秘仏で33年に
一度しか御開帳がない秘仏の薬師如来が午前中のみ法要に参加すると拝観できるという日になっている。仏像クラブの面々で今年の納めの見仏会にふさわしいので出かけた。京急逗子線の神武寺駅でおり、江戸時代の像高2メートル半の阿弥陀如来像を拝観してから、山道を神武寺へ向う。神武寺は行基開創で慈覚大師円仁が中興したといわれる古刹で鎌倉三代将軍実朝が参拝した記録がある。本堂に向うと法要が始まっており、本堂の中に入り神妙に読経を聞きながら法要に参加した。長い読経が終わった後、薬師如来を近くで拝観することができた。本尊の薬師如来は行基の作と伝えられているが、頭髪は螺髪(らほつ)ではなく、縄目上のきざみが彫られていおり、めずらしい形状をみせている。仏像クラブの面々は薬師如来の優しいお顔つきに感動したようだ。その後行われた忘年会でそのことをおおいに語り合った仏像クラブの面々だった。

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