岩船寺の弁財天
浄瑠璃寺から古寺巡礼バスで岩船寺について早速本堂を拝観した。ここ岩船寺は聖武天皇が勅願し行基が創建したと伝わる。本堂の表におわすのが、平安時代の阿弥陀如来で二天像を従えている。最近戻られたという普賢菩薩は修復中で会えなかったが木津川市の主催する秋の特別公開にて如意輪観音や弁財天に会うことができた。奈良時代の弁財天は聖武天皇が護国思想の拠り所とした「金光明最勝王経」に基づいて八臂(8本の腕)に武器を執る姿だった。こちらの弁財天は2本で宝珠と鍵を執る姿は非常に珍しいとのこと。以前から見たかった弁財天を拝観できてよかった。団体は奈良に戻ったのか境内の人がまばらになったので、三重塔の初層開扉を見たり屋根にとりついた邪鬼を見たりして加茂行きバスがくるまでおもいおもいに過ごした。
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