2019年10月22日火曜日

特別展「聖徳太子信仰」①

昨日(20日)思い立って神奈川県立金沢文庫に特別展「聖徳太子信仰」を見に出かけた。興味を持ったきっかけは、雑誌「目の眼」で尾道の寺院群とこの展覧会の様子を紹介した記事を読んだからだ。それによると平安末期から鎌倉時代にかけて太子信仰が盛り上がっており、鎌倉仏教の始祖である親鸞から平重盛や、三代将軍源実朝などから篤く信仰されたいたとのこと。この展覧会では西大寺の叡尊が、再興した真言律宗の茨城県のお寺の太子像からTV見仏記で放送された尾道浄土寺の太子像まで展示されているとのこと。会場の1Fの入口には彩色がよく残る水戸善重寺の鎌倉時代の1メートル以上ある「孝養像」が出迎えてくれた。2階にあがると聖徳太子の本地仏であるわずか8センチ四方の如意輪観音のレリーフや尾道浄土寺の太子「摂政像」「孝養像」「2歳像」の三体や奈良元興寺の「孝養像」などが展示されていた。ボランティアによるガイドは終わっていて聞き逃したのは残念だが、聖徳太子像の魅力を十分に味わい会場をあとにした。

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