2025年7月12日土曜日

特集 創建四〇〇年記念寛永寺


 猛暑が和らいだ本日U案内人他1名と東京国立博物館に「特集 創建四〇〇年記念寛永寺」を見に行った。寛永寺は江戸城ひいては徳川幕府の護り、天下万民の平安祈願のために寛永二年に創建され、今年で四〇〇年を迎えるにあたり寛永寺およびその付属寺院に伝わる宝物を中心にその歴史と集積された文物を紹介する展覧会が開催された。浅草・上野が地元のU案内人にはおなじみの場所を地図や絵で紹介されているので、解説付きで鑑賞できてよかった。不忍池や清水観音堂、今はなき根本中堂は上野公園の噴水のあたりとの解説に東博と寛永寺の密接なかかわりを感じた。また展示品には鬼瓦もあり角と牙が失われたのは残念だが江戸時代に珍しい伝統的な造形だった。仏像も江戸時代の釈迦如来と鎌倉時代の観音菩薩や江戸時代の四方四仏座像4体が展示されていた。釈迦如来が小さいのは墓の上の宝塔に納めるためつくられたからで、U案内人も小さいながらその出来映えに感心した様子だった。江戸開城御蟄居した徳川慶喜の西洋画まで展示されまさに寛永寺の400年がよくわかる展示だった。今年に国宝に指定された法隆寺伎楽面を見に法隆寺宝物館に向かった。


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