2022年1月15日土曜日

特別展「最澄と天台宗のすべて」④(寛永寺の薬師三尊)


 年末年始の私の過ごし方は除夜の鐘を宝冠阿弥陀で有名な鎌倉浄光明寺でつき、長谷寺に参拝して境内で甘酒をのむのが例年となっている。東博も2日から「博物館に初もうで」というイベントを行っていてその年の干支にちなんだ美術品が展示されている。参加した会社の後輩によると関連イベントとして東博の半券で普段入れない寛永寺根本中堂に入ったそうだ。大きな厨子と二十八部衆を見てきたようだが、その厨子に入っていたのが10月の「最澄と天台宗のすべて」展で展示された寛永寺の薬師三尊だろう。寛永寺は「東の比叡山」東叡山と呼ばれ江戸天台宗の中心だったが、本尊の薬師如来は滋賀石津寺から日光・月光菩薩は山寺として著名な立石寺からお出ましになったという。平安時代初期の一木造の薬師如来は比叡山根本中堂にある最澄自ら彫った薬師如来と同じ木で彫ったとの伝来があり、彩色を施さない素木像という雰囲気だ。日光月光はいかにも東北仏らしく吊り上がった目が特長だ。来年からは例年の行事に東博で初もうでを加えたいと思った。


0 件のコメント:

コメントを投稿