2021年3月20日土曜日

特別展「横浜の仏像」⑧(龍華寺阿弥陀如来)

 

山本勉先生の講演もいよいよ彼得意の定朝以降の仏像の話となった。王朝仏への憧憬のコーナ-でまず彼が紹介したのが、龍華寺阿弥陀如来だ。メディアではもっぱら證菩提寺の阿弥陀如来を取り上げていたが、山本先生はまず定朝に影響を受けた横浜の仏像の一覧から説明した。仏像クラブで見に行った證菩提寺や宝樹院阿弥陀三尊が紹介された。龍華寺は何度も行ったがこの仏像を見るのは、初めてだ。後世の修理による金泥塗がみごとな仏像で、山本先生によると、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来に匹敵する金泥塗とのこと。像内銘文より製作年代が特定できる貴重な仏だ。山本先生お得意の像内銘文を映したスライドがながれ高野山の僧蓮意の名前が記載されていることから高野山で製作され何らかしら経緯で龍華寺にもたらされたのであろう。御室派の関東の名刹龍華寺が西日本の寺院とつながりがあってもおかしくない。会場では金泥塗の素晴らしさに感動してこの仏像を見入っていた。


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