2018年7月21日土曜日

仏像クラブ信州仏像鑑賞会

昨年訪れた信州のお寺を仏像クラブの面々を引き連れて、今週の日曜日に日
帰りで訪問した。予定していたお寺が住職不在のため、昨年訪問した白洲正子の「十一面観音巡礼」に書かれている青木村の大法寺と松代の清水寺を訪れた。長野新幹線で上田に向かい、駅前で待ち合わせし路線バスで最寄りの当郷というバス停で下車した。日曜日の長野地方はよく晴れて連日の猛暑が続いており暑い中道に迷いながら、大法寺についた。大法寺は藤原鎌足の子「定恵」が大宝年間(飛鳥時代)に創建した古刹で、境内にある「見返りの塔」と呼ばれる三重塔が有名。三重塔観光後、手前にある「観音堂」にお寺の方に導かれて須弥壇の後ろに向かい十一面観音を拝観した。白洲正子によると「穏やお顔が地蔵様に似ているのは、地蔵と十一面を一体とみなす思想の現れであろう」とのこと。お寺のかたの説明では目を閉じているのが特徴と言われている。ゆっくり拝観したかったがタクシーを待たせているので松代清水寺に向かった。清水寺では東日本最古の千手観音・地蔵菩薩・聖観音を拝観し松代の国民宿舎で温泉と昼食をすませ、松代観光を行った。長野から新幹線で帰る前に長野の美味しい天ぷらやおそばをいただき、仏像から文学まで幅広く語り合った仏像クラブの面々だった。猛暑とともに記憶に残る仏像鑑賞旅行であった。




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