2024年11月30日土曜日

館仏三昧Ⅱ展と小川晴晹と飛鳥園100年の旅展

 


先週の土曜日U案内人と友人の3人で早大「會津八一記念館」で開催の館仏三昧展と八重洲ミュージアム開催の写真展「小川晴晹と飛鳥園100年の旅」を見に行った。會津八一記念館は早稲田大学構内にあり、歌人・美術史家會津八一収集品を中心にアジアから日本の仏教美術が展示されていた。私は今年の6月の平日に休暇をとり早大生で賑わう構内を抜けて記念館に行ったが、この日は土曜のため閑散としていたが、かえってゆっくり美術鑑賞ができた。一人では決して行かない2階の陶器の展覧会も鑑賞できてよかった。近くの学生が通う食堂で食事をし地下鉄で半蔵門に移動した。地下鉄出口すぐに山本勉先生が館長の半蔵門ミュージアムに写真展「小川晴晹と飛鳥園100年の旅」を鑑賞した。小川晴晹は写真館飛鳥園の創業者で戦前日本からアジアまでの仏像を撮影し仏像写真を文化財の記録・資料という枠を超えて、芸術の域にまで昇華させたとのこと。地下一階の運慶大日如来の展示室にはアジアから日本の小川晴晹の写真が展示され、中国雲崗石窟の写真や中宮寺菩薩半跏像や広隆寺弥勒菩薩・新薬師寺婆娑羅大将などが黒バックの効果で仏像がよりはっきり映し出されている小川晴晹マジックに酔いしれた。2階の展示室は息子小川好三の有名な阿修羅や奈良円成寺大日如来が大きなパネルで展示され圧倒された。都内の二つの美術館を掛け合いで巡ったが充実した時間が過ごすことができ、休日の雑踏の中、家路についた。





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