2019年12月1日日曜日

不空院の不空羂索観音

不空院のことを初めて知ったのは見仏記であった。みうらじゅん氏のイラス
トも掲載されており、興福寺南円堂の雛形との説明があり気になっていた。一昨年の快慶展のおり、璉珹寺を訪れた際、不空院も訪れるよう勧められた。決定的になったのは今年の9月に購入したヤマケイミニカレンダー仏像の5月に不空院の不空羂索観音が載っておりこの秘仏開帳が行っている不空院に出かけた。中に入ると不空羂索観音の前にボランティアの方が待機しており、上品な年配のご婦人が不空院の歴史や不空羂索観音の説明をしてくれた。不空羂索観音は金の残り方も艶やかな八臂の座像で鎌倉時代の作。見仏記によるとここ不空院もLEDの照明が導入されたおり心なしか光に奥行きと優しさがあった。京都で消滅した絵葉書が売っていたので購入し御朱印をいただいて、興福寺を拝観するため、急ぎ奈良公園に戻った。



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