北上立花毘沙門堂
本日は一旦新幹線で水沢江刺に戻り毘沙門堂巡りを行った。最初に訪れたのが藤里毘沙門堂で地域に大切に守られた毘沙門天だった。次に訪れたのが、北上市の立花毘沙門堂で、近くの神社で守られた毘沙門天だ。神社の方に収蔵庫を開けてもらうと、中央に小ぶりな毘沙門天と両脇を立派な二天像がいらした。あまりにも不釣り合いだが、確か仏の瀬谷さんが近くの廃寺になった国見山極楽寺は857年に定額寺(=国分寺に次ぐ格の官寺)に列し、僧坊がひしめいていた。その中心が毘沙門堂で、そこには8メートルの兜跋形の毘沙門天があったとのこと。その話を案内の方にすると確かに発掘で相当な寺格を表す発掘品が出たとのこと。ニ天像も南からこの末寺に流れてきたらしいと教えてくれた。最期は花巻の成島毘沙門堂を拝観し今日の毘沙門堂巡りを終えた。
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