2019年7月13日土曜日

特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」②(岡寺の菩薩半跏像)

岡寺の開基は飛鳥時代後期から奈良時代初頭に活躍した義淵僧正だが、義淵
僧正はかつて天武天皇の息子で壬申の乱に活躍した草壁皇子と共に育ったため岡本宮を与えら岡寺を創建したとのこと。この仏像は創建当初から伝えられた仏像で岡寺の高さ5メートルの本尊如意輪観音の胎内仏として伝えられた。東大寺にも聖武天皇の念持仏で同様の菩薩半跏像が伝えられているがこちらは岡寺の歴史にかかわる遺品としか図録には書かれていないが、念持仏であったのか。義淵僧正が草壁皇子に関わることからその母で天智天皇の娘で天武天皇の夫人持統天皇ではないかと私は考える。早くに息子草壁皇子を亡くし、孫の聖武天皇の成長を祈ったのではないだろうか。仏像を前そのようなことを考え次作品に向かった。

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