2017年3月19日日曜日

再会ー興福寺の梵天・帝釈天

本日春爛漫の天気の中、仏像巡りに出かけた。横浜の新羽にある西方寺の十
一面観音特別開帳を見たあと、表参道にある根津美術館に特別展示の興福寺梵天・帝釈天と特別展『高麗仏画』を見に出かけた。根津美術館のエントランス奥にある展示室のガラスケースの中に仏師定慶作の梵天と帝釈天が展示されていた。定慶は興福寺の金剛力士や文殊菩薩などの作品を残した康慶一門の仏師で興福寺にしか作品が残っていない興福寺専属で活躍した。ひと目梵天の顔を見た印象はおおらかで優しい印象だった。徹底した写実表現に裏打ちされた美しさがあった。帝釈天は明治には顔のほとんどがない状態で修復されたため印象は梵天とかなり違う像になっていた。高麗仏画も気になったので、なごり惜しいが展示室をあとにした。

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