蔵王権現と修験の秘宝展①
先週の土曜日、日本橋の三井記念美術館開催の「蔵王権現と修験の秘宝展」
を見に行った。三井記念美術館では何年かおきに仏像展が開催されており、「奈良の古寺と仏像展」では都の仏、「近江路の神と仏名宝展」では里の仏の展示だったが、今回は山の仏がテーマになっている。この展覧会では平安時代に都の貴族にも山の仏の信仰が盛んだったことを示す、宝物が展示されていたり、蔵王権現や役行者(えんのぎょうじゃ)など今までと趣をことにする仏像が見ることができた。圧巻は源慶作蔵王権現。写真では大きく見えたが、思ったほど大きくなく、87センチしかなかったが、迫力は十分あった。後半は以前訪れたことがある鳥取県の三仏寺の蔵王権現が中心の展示だったが、仏像フィギアでみうらじゅんプロデュースの有名な蔵王権現は壊れやすいためレプリカのみの展示だった。山の仏の展覧会だから地味かなと思っていたが、150センチの聖徳太子像や仏像など案外楽しめた展覧会となっていた。照明も見事で劇的な効果を発揮しており満足して会場をあとにした。
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