1400年前の飛鳥大仏
今日から奈良の仏像めぐりをしている。奈良の紅葉の名所を見てから飛鳥に向かった。飛鳥で私が一番期待していたのが飛鳥大仏だ。推古天皇創建のお寺で飛鳥大仏は創建からずっと同じ場所にあったと言うから驚きだ。飛鳥大仏はそのほとんどが後補だと言われてきたが近頃早稲田大学の発表で像全体の約80パーセントは当初の姿を留めるとのこと。また今年の9月に早稲田大学が発表した内容によると、後補といわれてきた、左脚前部分にX線をあてたところ、火災で焼けた成分が見つかったとのこと。これは驚くべきことだ。いわれてみれば北魏の影響があるアルカイックスマイルや厚い衣など思い当たるふしがある。このことが学会の通説になれば、興福寺の仏頭に次ぐ破損仏での国宝指定も夢じゃない。飛鳥寺の僧侶も1400年前そのままの仏像であることをを誇らしげに語っているのが印象的だった。飛鳥大仏の土鈴を購入して飛鳥寺をあとにした。
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