雙林寺の薬師如来
京都国立博物館を出て以前から気になっていた円山公園にある雙林寺(そうりんじ)に向かった。京都非公開文化財特別公開をやっておりコロナで中断していた檀家のお嬢さんによる説明がやっていた。雙林寺は桓武天皇勅願で最澄創建の京都で最古級の天台宗寺院だ。日本で最初の護摩祈祷道場といわれている。拝観料を払って絵葉書を求めたが、この額絵のみとのことせっかくのご縁で購入して、お嬢さんの説明を聞いた。仏像はカヤの木の一木造りで像高85センチ、体格はがっしりとしているが、とても優しいお顔をされていた。お嬢さんがとくに強調していたのが翻羽式衣文で9世紀の仏像の特徴を備えている。歴史のある寺なのに境内が狭いのは隣に太閤秀吉の妻ねねの高山寺ができるにあたり広大な境内を献上したとのこと。京都人のしたたかさを感じ、お寺を後にし、ぎおん十二段屋の大えび天丼を食べに祇園に向かった。
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