特別展「横浜の仏像」㉑(慶珊寺の十一面観音)
鎌倉地方様式として山本館長が紹介した遊戯坐(ゆげざ)像としてみほとけちゃんねるで紹介されたのが慶珊寺の十一面観音だ。 山本館長の説明によると鎌倉時代の鎌倉幕府滅亡の前年に院派の院誉によってつくられた像で、もとは十一面観音の化仏がついていたが今は欠落してあとだけが残っているとのこと。左手を地面につけるくつろいだ雰囲気の仏像で京都にはない鎌倉地方独特の宗風(中国風)の仏像だ。製作者がわかる銘文が胎内の文字がスライドで映され興味深かった。建長寺地蔵菩薩の法衣垂下像ととともに鎌倉地方を代表する仏像だ。リラックスしたポーズがとても癒された仏像だった
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