日光山輪王寺の三仏尊
毎年夏には遠出を計画している仏像クラブだが今年は満を持して日光山輪王
寺を参拝した。平成25年に末寺の中善寺に立木観音を参拝した以来5年ぶりになる。東武日光駅で観光ガイドのおじさんから入手した情報によると本日は三代将軍徳川家光の墓所があり仏教美術の宝庫である「大猷院(だいゆういん)」が午前中のみの参拝のため急いで世界遺産めぐり手形を購入してバスに乗り込んだ。輪王寺に着くとすぐ常行堂に参拝し平安時代の阿弥陀五尊像を拝観した。その後、「大猷院」に向かい仁王門の金剛力士、二天門の持国天・広目天、夜叉門の4体の夜叉を参拝して、重文の唐門から「権現造」の国宝拝殿の中に向かった。大猷院は家光が徳川家康の東照宮より派手にならないように黒を基調とした拝殿になっており落ち着いた感じがよかった。その後三仏堂に向かい増高7.5メートルの阿弥陀と千手・馬頭観音を拝観した。9年の修復を終え今年から参拝できるようになった三仏尊は地下の回廊から見上げると、とても迫力があり結縁もでき参拝できてよかった。お寺の僧によると修復に修復を重ねたためいつの時代のものかわからないとのこと。以前参拝したU案内人は様式からして室町時代を下らないだろうという見解だった。輪王寺だけで2時間参拝したので駅前の食堂に向かい湯波づくしの料理を食べながら今見て来た世界遺産輪王寺についておおいに語る仏像クラブの面々だった。
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