九州仏①真木大堂
本日より九州仏鑑賞の旅に出かけている。きっかけは、昨年U案内人が買って来てくれた九州仏展の図録を見てからだ。本日は仏像の宝庫、国東半島にあるお寺を巡った。午前中に二箇所午後に二箇所周り、最後に真木大堂にたどり着いた。中に入ると中央に阿弥陀仏と四天王。隣は大威徳明王と不動明王と二童子がいらした。阿弥陀如来は指先と耳に若干の金が残る他は、その肌は漆黒に染まっている。四天王はみな一様に外側に開いた格好で置かれ、本尊を守っている。大威徳明王の色の剥げた顔は紫に近い色に染まり、牙をむいている。帰宅して見仏記を読み直してみると、みうらじゅん氏が700年前に火災で燃える前は五大明王全部そろった立体マンダラ状態だったのではないかと発言している。たしかにうなずける。不動明王は二童子を従え、後補の迦楼羅炎(かるらえん)に守られて立っている。大威徳・不動どちらも日本最大の木彫仏との事。ガラスごしながら充分の迫力で迫って来た。明日は宇佐を周り、午後から日本最大の馬頭観音に会いに観世音寺に向かう予定だ。
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