知恩院三門の釈迦牟尼坐像
京都非公開文化財特別公開で安楽寿院の次に訪れたのが、知恩院の三門だ。高さ24メートルの国宝三門の2階にこの期間だけ登ることができ、中の釈迦牟尼坐像が拝観できる。拝観料を払って、靴をビニールに入れ、三門の右側にある急な段を上がった。薄暗がりに多くの善男善女が座っていた。係りの方が説明をしているのは、檀の上にある半丈六はあろうかという釈迦牟尼坐像(しゃかむにざぞう)について。薄暗がりの中、目をこらしてみると、金の顔に青い髪で、左に善財童子、右に須達長者が控えており、さらに左右には多くの羅漢像があった。天井を見ると狩野派の龍が真ん中におり、左右には迦陵頻伽(かりょうびんが)や飛天や霊獣などが描かれており圧巻だ。釈迦牟尼坐像は宝冠釈迦如来で手は座禅を組むときの法界定印だ。いつまでの見ていたいところだったが、まだ長講堂と六波羅蜜寺が残っているので、急な階段を下りて次のお寺に向かった。
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