興福寺中金堂の四天王
平成21年春に上野の東博で「国宝阿修羅展」が開催されたが、目的は消失した中金堂の再建事業の一貫としての特別展であった。この四天王も現在は普段拝観できない仮金堂に安置されているが今回の展覧会に出展される運びとなった。阿修羅ファンクラブのピンバッチを入り口でもらい、ファンクラブ会員だけの夜間特別拝観で会場に入った。阿修羅に圧倒された第一会場のあと第二会場の入り口に展示されたのが、この四天王だ。2m以上ある大きさに圧倒された。運慶の父康慶の作で南円堂に以前はあったのではないかとの説もうなずける。でかいばかりでなく、完成度も高く迫力があった。U案内人はその中でも、増長天がお気に入りのようだ。前年に興福寺を訪れた際拝観した、南円堂の不空羂索観音と一緒に安置されていたとの説が有力だ。来月から興福寺仮金堂で特別公開があるという。今回行く機会はないが、中金堂が再建される2018年には機会があれば是非訪れたいと思う。
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