2017年2月11日土曜日

鞍馬寺の毘沙門天

昨年の京都旅行の目的のひとつが鞍馬山霊宝館を拝観することだった。鞍馬
寺は以前訪れたが、霊宝館は本堂から離れたところにあり、訪問しなかった。叡山電鉄鞍馬線で鞍馬駅で下車し門前の紅葉を見ながら長い参道を息を切らしながら本殿金堂で一休みし霊宝館に向かった。霊宝館の二階が仏像の展示室になっており中央に平安時代の毘沙門天がいらした。京都の鞍馬寺に伝わる至宝の三尊は、毘沙門天を中心に向かって右に吉祥天、左に善膩師童子(ぜんにしどうじ)が祀られ、三体とも国宝に指定されている。鞍馬寺の毘沙門天は通常の持物である宝塔を持っておらず、左手目の上にかざして都を監視している。霊宝館にはそのほかに平安時代後期から鎌倉時代の毘沙門天も拝観できるが、本像が1番出来がよかった。そのことを霊宝館に置いてある拝観者のノートに書き鞍馬寺をあとにした。

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