2025年9月21日日曜日

佐渡新潟仏像探訪記③(瑞天寺の聖観音)

9月20日佐渡・新潟仏像探訪旅行で最後に訪れたのが、土居浜から歩いて30分ほどの瑞天寺だ。聖観音は上越市の町村合併記念に開催された「上越の仏像」に出展されており、事前に図録を取り寄せ今回の上越の仏像見たいリストに載っけておいた仏像だった。夜桜で有名な高田から一旦、直江津に出て、信越本線で土居浜へ。瑞天寺の代表の方が、待っていてくれて、早速本堂を横切り観音堂の千手観音と毘沙門天、不動明王に拝観した、事前のネット調査不足で答えられなかったが、逆にお寺の方にいつ頃の仏像聞かれ驚いた。本堂に戻り聖観音を拝観した。こちらは像高151センチでケヤキの寄木造、髻は高く白毫、三道を表す。左手は後補で蓮の蕾のクキを持ち、右手は腕前で指を念じている。行基製作の伝説があるが平安時代後期の作。長らく別の観音堂に安置されていたが、戦国時代に現在地に移され江戸時代に本堂に移されたとのこと。御朱印は頂けませんでしたが、直江津まで車で送って頂き有り難かった。午前中のタクシーの運ちゃんの話では上越市は観光に熱心でないとのこと。観光客誘致に躍起になっている佐渡と大違いだった。今度の旅はほっとけば朽ちてしまいそうな仏像が多かった。全国にはまだまだその様な仏像があるかもしれないのでブログを通じて情報発信したいと決意した旅だった。

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