天平乾漆群像展
快慶展を見終わって昼食を済ませ、午後は興福寺で開催されている「阿修羅
天平乾漆郡像展」を見に行った。興福寺の国宝館が1年間休館しているため、展示していた阿修羅を初めとする八部衆・十大弟子から鎌倉時代再興の金剛力士や天燈鬼・龍燈鬼が仮金堂に安置され今はなき西金堂の宗教空間イメージを一部試みに視覚化したとのこと。仮金堂に安置されていた四天王も一緒に展示されていた。向かって右から左へと拝観するコースになっており郡像のため仏像と仏像が重なって見える奥行きがある展示になっており、奥の仏像は持ってきた双眼鏡越しによく拝観できた。興福寺曼荼羅に描かれている仏像配置とは少しずつ違い前列にあるはずの定慶の金剛力士が多聞天の横に置かれたり、最後列にあるはずの人気の阿修羅が最前列にあったりと西金堂の配置とは同じではなかったが気にならなかった。阿修羅が合掌していた問題も左肩が脱臼している様子も確認でき、満足してお堂を出た。もう1周してもよかったが、東金堂の仏頭帰還や北円堂の特別開帳も気になり早々に仮金堂をあとにした。
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