快慶展①
本日、奈良国立博物館に快慶展を観賞しに出かけた。早朝にたち、奈良には9時半過ぎに着き奈良国に向かった。じっくり観賞するために音声ガイドを借り入場すると、いきなり醍醐寺三宝院弥勒菩薩が迫ってきた。ボストン美術館所蔵の弥勒菩薩が快慶の初作と言われているが、いきなり二作目で後白河院追善という大きい仕事を任されている不思議さを感じた。解説にもその点が書かれており、院ないし藤原一門に通じる血筋ではないかとしている。同じ部屋には私が舞鶴で見た金剛院の深沙大将と執金剛神が展示されており、こちらの方がよっぽど初作っぽい。いくつか気になった作品があったが既に見ている作品の良さを再発見したり、初めて見る作品の素晴らしさを理解するのに時間がかかったりあっという間11時を過ぎていた。詳しくは作品ごとに書くつもりだが、最後の部屋まで飽きさせない展示は学芸員の面目躍如というところだろう。心地よい疲れたを感じなら仏像館に向かった。
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