2016年7月16日土曜日

観音の里の祈りとくらし展Ⅱ①

先週の土曜日、仏像クラブで芸大美術館で開催されている「観音の里の祈りとく
らし展Ⅱ」を見に行った。この展覧会は滋賀県長浜に平安時代から伝わる観音菩薩をはじめとする多くの仏像48点が展示される長浜市役所主催の展覧会だ。会場は興福寺仏頭展と同じで、広い空間に仏像が並ぶ様は壮観だ。入口の近くにはTV見仏記でみうらじゅん・いとうせいこう氏をうならせた医王寺の十一面観音があり奥には井上靖が村の娘さんと小説のなかで書いた石道寺の十一面観音を守る持国天・多聞天が控えており、奥のコーナーにはこの展覧会のポスターになっている黒田観音堂の千手観音が控えていた。変り種としてはみうらじゅん氏を夢中にさせた千手千足観音などの展示もあり、長浜の仏像が大集合していた。なかには秘仏でふだん見れない仏像もあり興味深かった。地下の講堂でギャラリートークが始まるとのこで聞きスライドなどを交えてわかり安い説明と村人の観音に対する信仰の厚さにふれたおもいだった。会場を出て、びわ湖長浜KANNON HOUSEに向かいそこでも観音を鑑賞した。帰りに上野の飲食店によりおいしい食事とお酒を楽しみながら観音について語り合う仏像クラブの面々だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿