インドの仏展①
本日(18日)東博に「特別展インドの仏」を見に行った。インドの仏展は古代イン
ド美術コレクションで名高いコルカタ・インド博物館からインド仏教美術の至宝が来日して開かれる展覧会だ。インド仏像大使にみうらじゅん氏・いとうせいこう氏が任命されて話題にもなっている。展示会場は東博平成館休館のため、普段入れない表慶館で開催された。ドーム型の屋根の表慶館の中に入ると日経デジタルの記事にあったいとうせいこう氏が言うところ、「シースルー」と呼ばれる「仏立像」が出迎えてくれた。「仏像誕生以前」のコーナーにはブッダの姿を象徴的に法輪で表したレリーフがあり、みうらさんが「フォーリン(法輪)ラブ」と呼ぶ浮彫が展示してあった。「釈迦の生涯」のコーナーではマーヤ夫人の脇の下から生まれるブッダの姿を表したレリーフや釈迦の出家のシーンを彫刻のように表した浮彫がよかった。表慶館には2階の展示室があり、順路に沿って進むと弥勒菩薩坐像が迎えてくれた。2階も見所が多く、ストゥーパや絵つきの経典などが展示されていた。最後のコーナーが「密教の世界」のコーナーで魔利支天やターラ女神の展示があり、特に気に入ったのがカサルバナ観音立像だった。一時間以上かけて鑑賞したがそれでも時間が足りないほど内容が充実した展覧会だった。記念のグッズの「インドの仏」カレーを購入して会場をあとにした。
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