特別展「聖徳太子と法隆寺」⑧(聖徳太子及び侍者像)
聖徳太子の500年の御遠忌に制作された聖霊院の聖徳太子摂政像を初めてみた。瞼に植毛を植えた穴が残るなど実在感徹底した平安時代の製作だ。普段見慣れた南無太子像といわれる2歳像や香炉をもった孝養像(七歳像)と違い政治家聖徳太子を思わせる凛々しいお姿だ。聖徳太子が推古天皇に勝まん経を講義する姿と摂政像の合体とのこと。解説パネルに書いたあったが像内に銅造観音菩薩あり口のところが太子の口にあわさった救世観音の化身を表した太子信仰を表している。平安時代後期太子信仰の高まりを表した傑作と山口学芸員は解説は結んでいる
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