特別展「仁和寺と御室派の仏像」⑨(屋島寺の千手観音)
初春に行った「仁和寺と御室派の仏像」展の最後のコーナーが「秘仏」の
コナーで普段お会いできない、「秘仏」が大集合していた。その中で目立たない存在だったが興味がわいたのがこの「屋島寺の千手観音」だ。源平合戦で名高い古戦場である屋島は四国を学生時代に旅行したことはあるが、そこのお寺にこのような素晴らしい千手観音があるとは知らなかった。現在は宝物館でいつでも拝観できるようだ。42本の腕で千本の腕を表し、頭上に十一の頭上面をいただく平安時代の十一面千手観音座像だ。一木造りらしく、体に厚みがあり腕は左右19本ずつを前後3列に配する非常にバランスの取れた仏像だ。いつか四国を訪れた際、屋島を再訪したいと思う。
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