三重の美仏①(慈恩寺の阿弥陀如来)
今日から三重の仏像巡りをしている。今日は亀山の慈恩寺に向かった。慈恩寺
は無住の寺で市役所が窓口となって世話人の方に連絡をとるしくみになっている。日程を連絡してあったので、世話人の方が待っていた。本尊は阿弥陀如来でもとは薬師如来だったと言われている。改作あったかは亀山市の教育委員会は薬師如来に薬壺を持たないものもあることから作り替えはなかったと世話人の方が話していた。製作は奈良時代後期か平安時代前期で、京都神護寺の薬師如来に雰囲気が似ている。桧一木造で世話人の方の説明によると木屑漆を一部使用し、足先にその特徴がよく表されているとのこと。お寺と仏像の説明が入った説明書をいただきいた。よく研究された文章で、観心寺如意輪観音などの乾漆系木彫仏の作例まで記載されていた。思いのほか丁寧なご対応で、三重の仏像巡りのいいスタートがきれてお寺をあとにした。
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