2014年6月7日土曜日

法隆寺展

今週の日曜日に上野の東京藝術大学美術館で開催されている「法隆寺展」
に出かけた。法隆寺金堂内に安置されている平安時代の国宝毘沙門天・吉祥天を初めとした多くの寺宝70件が一同に会する20年ぶりの大規模な法隆寺展とのふれこみだった。会場は思ったより人が少なく、静かな環境で見ることができた。法隆寺と東京美術学校のコーナーを抜けると、毘沙門天・吉祥天の展示スペースとなっている。毘沙門天・吉祥天は平安時代後期の優作だが保存状態がよく、当初の彩色や切金がよく残っていた。3Fへエレベーターで進むと、法隆寺の仏像の展示コーナーだった。法隆寺の仏像といえば、金堂にある釈迦三尊や百済観音が余にも有名だが、今回の展示では、くろうと受けする仏像が多かった。お馴染みの菩薩立像や法隆寺西円堂の薬師如来の胎内仏までめずらしい仏像が多かった。中でも私が眼をひいたのが、西円堂の薬師如来の胎内仏だ。藝大の別棟の展示会場では別品の祈り展という法隆寺壁画をCGと映像で表現した展示もありそれを見てから藝大を後にした。

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