厚木金剛寺の阿弥陀如来
先週の日曜日桜満開の厚木市飯山観音の近くにある金剛寺で阿弥陀如来
のご開帳があり、仏像クラブで出かけた。先に飯山観音に参拝したが、坂東三十三札所でもここではご開帳はなく、本尊は絶対秘仏のため見られなかった。でも高台の境内から眺める桜はすばらしく、祭りでにぎわう境内を抜け静かな金剛寺に向った。入り口にはボランティアガイドの方がおり説明いただいた。収蔵庫に守られた国重要文化財の本尊阿弥陀如来が半分開けられた扉から見えた。文化庁の方針を厳格に守っているため、扉が半分しか開けられないそうだ。阿弥陀如来は像高139.3センチで資料の写真よりどっしりとおちついた感じの定朝様式の仏像だ。室町時代から江戸時代にかけてたびたび修復が施されているが、像様に変化はなく平安時代後期の仏像様式を今に伝えていた。金剛寺には鎌倉時代に製作された地蔵菩薩もあり、観光の寺ではないので中に入って拝むことはできなかったが、ガラス窓越しに拝むことはできた。仏像クラブの面々もいつもより静か目に拝観した。余計な雑音がないためより仏像と深く向き合えた。ボランティアガイドの方にあいさつして静かに寺をあとにした仏像クラブの面々だった。
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