天上の舞・飛天の美展③松川二十五菩薩
先月行ったサントリー美術館の「天上の舞・飛天の美」展で期待していた
のが、岩手県から来た松川二十五菩薩だ。二十五菩薩は阿弥陀如来に随って、音楽を奏で散華しつつ往生者を極楽に導くために来迎する観音・勢至以下の菩薩のことで、以前京都の即成院で平安時代の菩薩様たちを拝観した。この松川二十五菩薩は頭部や上半身を失っているが、優美なフォルムはそれを感じさせない。どのような朗らかな、お顔でいただろうか。楽器はどのようなものを持っていただろうか。想像するのも、楽しい。現地には江戸時代に頭部を復元した阿弥陀如来も残るとのこと。今度また岩手に行く機会があれば是非たずねてみたい松川二十五菩薩であった。
素晴らしいですね。
返信削除なんて言えばいいのか言葉にならない美しさがありますね。
いつも楽しく拝見させていただいてます。