東京国立博物館140周年特集陳列館蔵仏像名品選④
東博開館140周年記念館蔵仏像名品選は今週の日曜で終わったが、館蔵であるのになかなかお目にかかれない仏像が多数展示されていたので、見ごたえがあった。ここで紹介する京都泉涌寺(せんにゅうじ)の阿弥陀如来もなかなか東博本館でお目にかかれない作品だ。展示では光背がはずされた状態での展示だが、最近東博のサイトをチェクしていたら仏像名品ギャラリーに光背をつけた写真が掲載されているのを発見した。鎌倉時代の作だが、透かし彫りの美しい光背となかに円光背の変形で花のよう光背が合わさったすばらしい写真だ。展示の管理上はずしたのだろうが、見たかった。さすればトウハク仏像選手権で上位を狙えたのではないだろうか。仏像のほうも印相が変わっていて、右手を胸の前にもってくるポーズが珍しい。衣の彩色が蒔絵になっていてすばらしい。またお会いしたい仏像だ。
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