解脱上人貞慶展
昨日、仏像クラブで「解脱上人貞慶展」に行った。チケットを買い入り口に入ると県立金沢文庫の学芸員の説明が行われており、大勢の人が集まっていた。説明されているのは、テレビで「仏の瀬谷さん」と紹介された、瀬谷学芸員のようだ。解脱上人貞慶の説明や展示品の説明がユーモアたっぷりに紹介されており解りやすかった。笠置寺の本尊磨崖仏(まがいぶつ)を表した絵など、なかなか説明なしでは解りにくい展示品も丁寧に説明されていた。展示品はどれも小ぶりで小さい印象だ。普段写真家小川光三氏などの写真やカレンダーでは大きく見える仏像だが、「仏の瀬谷さん」によると写真でアップにしても細部までつくりこまれている素晴らしい作品ばかりだとのこと。私が気に入ったのは、東大寺の弥勒菩薩立像だ。瀬谷学芸員によると運慶・快慶に近い慶派仏師の作だという。帰りに金沢文庫のレストランでまぐろ三昧丼を食べながら、仏像談義に花が咲く仏像クラブの面々だった。
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