仏像クラブブログ
2024年5月5日日曜日
吉野奈良仏像探訪記①
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今日(5月2日)から奈良に来ている。早朝に新幹線と近鉄特急を乗り継ぎ近鉄吉野駅に降り立った。あたりはまさに新緑が映えるうっそうとした森で南朝の歴史の舞台だ。早速、金峯山寺の蔵王堂に向かう。江戸時代に再興され金剛蔵王大権現を初めて拝観した。像高7メートルで憤怒の表情で参拝者を睨み付...
2024年5月4日土曜日
吉野奈良仏像探訪記②(興福院阿弥陀三尊)
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吉野奈良仏像探訪の2日目、初めて拝観する興福院へ向かった。三門を入ると季節の花がよくて入れされた庭に咲き乱れ、苔も手入れ中だが青さが眩しく手のよく入ったいかにも尼寺らしい庭が迎えてくれた。拝観入口で本堂拝観と茶室拝観、抹茶の振る舞いで三千円取られたが、襖絵も素晴らしく、抹茶もお手...
2024年4月30日火曜日
特別展「法然と極楽浄土」①
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昨日、U案内人と東京上野で東博開催の特別展「法然と極楽浄土」を見に行った。御徒町の「とんかつ山家(ヤマベ)」で腹ごしらえをして季節外れの猛暑の中、東博に向かった。本展は鎌倉仏教の一大宗派・浄土宗の歴史を通覧する史上初の展覧会とのこと。事前に雑誌で予備知識を入れてから仏教に詳し...
2024年4月21日日曜日
みちのくいとしい仏たち⑦(青森県今別町本覚寺多聞天)
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この作品をみたときどのような風景のから生まれたか想像できなかったが、「津軽海峡冬景色」で歌われる「竜飛岬」近くの漁師町との解説に合点した。お寺の目の前が津軽海峡という本覚寺境内の多聞天堂に寛政二年(1790年)からご神体としてまつられてきた像。今も年に1度漁師たちがそろって祈祷...
2024年4月14日日曜日
みちのくいとしい仏たち⑥(青森県五戸町毘沙門天像)
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この展覧会コンセプトは民間仏の紹介だが、青森県五戸町に伝わる毘沙門天像はいかにも名もなき僧や職人によって造られた、遊び心満載の仏像だ。大きな兜と大きな兜と重そうな衣装をまとい、型抜きの枠の中に造形毘沙門天の姿は玩具のようにさえ見える。帯を締めた獅子がみは獅子でなく鬼の顔になっ...
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